【2025年最新】家庭用蓄電池ランキングTOP10!価格・容量・コスパで徹底比較

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【2025年最新】家庭用蓄電池ランキングTOP10!価格・容量・コスパで徹底比較

家庭用蓄電池のランキングTOP10を解説した記事のサムネイル。価格や容量、コスパで比較して紹介

家庭用蓄電池の需要が高まる中、どの製品を選べばいいのか悩んでいる方も多いでしょう。2025年の最新モデルでは、性能の向上やコストダウンが進み、選択肢が豊富になっています。

このコラムでは、価格・容量・コスパの観点からおすすめの家庭用蓄電池をランキング形式で紹介します。また、補助金を活用したお得な導入方法についても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

家庭用蓄電池の選び方とは?価格・容量・コスパのポイント

家庭用蓄電池の選び方を解説した見出し画像

蓄電池を選ぶ際には、以下の4つのポイントを押さえることが重要です。用途に合ったモデルを選ぶことで、より効果的に活用できます。

蓄電池の種類

家庭用蓄電池にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

  • リチウムイオン電池
  • 鉛蓄電池
  • ニッケル水素電池
  • 全固体電池

リチウムイオン電池

リチウムイオン電池は、軽量で高エネルギーかつ長寿命という特長を持つ、現在最も普及している蓄電池です。

価格はやや高めですが、性能と耐久性のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れています。家庭用の相場は1kWhあたり約13万~30万円程度となっており、効率的なエネルギー活用が可能です。

鉛蓄電池

鉛蓄電池は、大電流を扱える点が特長の蓄電池で、長年にわたり利用されてきました。価格は比較的安く、1kWhあたり約5万~10万円程度ですが、重量があり寿命が短いのが難点です。

交換頻度が高いため、長期的なコストを考えるとリチウムイオン電池より割高になる可能性があります。

ニッケル水素電池

ニッケル水素電池は、かつて広く使われていた充電池で、安全性が高くリサイクルしやすいのが特長です。

現在はリチウムイオン電池に取って代わられつつありますが、価格は比較的安く1kWhあたり約7万~15万円程度となっています。ただし、エネルギー密度が低いため、大容量の蓄電にはあまり適していません。

全固体電池

全固体電池は次世代の蓄電池として期待されており、液体電解質を使用しないため高い安全性を備えています。エネルギー密度が高く、今後さまざまな用途での活用が見込まれます。

しかし、現在は技術開発の途中で製品数が限られ、試験的なモデルは1kWhあたり約数十万円以上と価格も高額です。今後の技術革新によるコスト低下が期待されています。

設置方法や工事費の影響

蓄電池は屋内と屋外のどちらに設置するかでも費用が変わります。屋内は天候や気温の影響を受けにくく、蓄電池の劣化を抑えられますが、スペースの確保や換気対策が必要です。

一方、屋外設置は室内スペースを取らずに済みますが、防水・防塵対策が求められ、設置環境によっては基礎工事の費用が発生することもあります。

どちらの方法も工事内容によってコストが異なるため、事前に確認し最適な設置場所を選びましょう。

家庭の電力使用量に合わせた容量選び

家庭用蓄電池の容量は、家族の人数や電力消費量に応じて適切に選ぶことが重要です。

例えば単身や少人数世帯では、主に夜間の照明や家電の最低限の電力を確保できる4kWh以下の容量が適しています。

4人以上の一般家庭では、日常的な電力を補える5kWh〜10kWh程度が標準的で、効率的な自家消費が可能です。

また、オール電化などで電気使用量が多い家庭では、10kWh以上の蓄電池を導入することで、電気代の節約効果が高まり、安定した電力供給を実現できるでしょう。

充放電効率や寿命の違いを比較

蓄電池を選ぶ際は、充放電効率と寿命も重要なポイントです。効率が高いほど蓄えた電力を無駄なく活用でき、電気代の節約につながります。

なお、寿命は一般的に10〜15年で、長期間安定して使うためには保証期間の長いモデルを選ぶと安心です。

性能や耐久性を考慮し、自宅の電力使用状況に合った蓄電池を選ぶことで、コストパフォーマンスが上がります。

充放電効率とは?

充放電効率とは、蓄電池に蓄えた電力のうち、実際に使用できる割合を示す指標です。例えば、効率90%の蓄電池に10kWhを充電すると、9kWhが利用可能になります。

一般的な蓄電池の種類でいえば、リチウムイオン電池は95%程度、鉛蓄電池は87%程度です。効率が高いほどエネルギーロスが少なく、電気を無駄なく活用できます。

【2025年最新】家庭用蓄電池ランキングTOP10!

家庭用蓄電池は年々進化し、性能・価格・容量のバランスが取れた高性能な製品が増えています。

2025年最新のランキングでは、コストパフォーマンス、非常時の活用、長寿命といった視点から製品を選定しました。

スクロールできます
順位商品容量価格帯停電時寿命設置場所
1

長州産業「スマートPVマルチ」

6.5kWh/9.8kWh/16.4kWh約160万~330万円

自動/手動

15年

屋内・屋外

2

ニチコン「トライブリッド蓄電システム」

4.9kWh/7.4kWh/9.9kWh/14.9kWh約120万~220万円15年

屋内・屋外

3

カナディアンソーラー「EP Cube」

6.6kWh/9.9kWh/13.3kWh15年屋外
4

カナディアンソーラー「EP Cube」

7.7kWh/15.4kWh約130万~316万円自動10~15年

屋内・屋外

5

京セラ「単機能型蓄電システム Enerezza」

5.5kWh/11.0kWh/16.5kWh約165万~360万円15年

屋内・屋外

6

Looop「SOLABOX」

5.8kWh/11.5kWh自動

屋内・屋外

7

DMM.make solar「ハイブリッド型 蓄電システム」

5kWh/10kWh/15kWh約150万~190万円20年

屋内・屋外

8

住友電気工業「POWER DEPO® H」

12.8kWh約140万~230万円15年

屋内・屋外

9

パナソニック「住宅用 蓄電システム」

3.5kWh/6.3kWh/6.7kWh/10.2kWh/12.6kWh/13.4kWh約140万~170万円15年

屋内・屋外

10

オムコン「マルチ蓄電プラットフォーム」

6.3kWh/6.5kWh/9.8kWh/12.7kWh/16.4kWh自動15年屋内・屋外

1位:長州産業「スマートPVマルチ」|運用から活用まで一括管理できるハイブリッドモデル

長州産業「スマートPVマルチ」を引用した画像
※引用:長州産業株式会社公式サイト

長州産業のスマートPVマルチは、太陽光発電・蓄電池・EV充電を一括管理できるハイブリッド型システムです。

高効率のパワーコンディショナーを搭載し、エネルギー自給率を最大化します。また、停電時の自立運転機能も強化されており、非常用電源としても優れています。

主な製品スペック
容量6.5kWh/9.8kWh/16.4kWh
価格帯約160万~310万円
停電時動作自動/手動(システムにより異なる)
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴コンパクトなデザイン
おすすめポイント狭小地でも設置できるサイズ設計
※参考:長州産業株式会社太陽光発電・蓄電システム

2位:ニチコン「トライブリッド蓄電システム」|太陽光発電もEVもまとめて制御

ニチコン「トライブリッド蓄電システム」の引用画像
※引用:ニチコン公式サイト

ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、太陽光発電・蓄電池・EV充電も統合制御できる先進的なモデルです。

V2H(Vehicle to Home)(※1)対応で、EVの電力を家庭で活用することもできます。高効率な電力管理が魅力で、電力の自給自足を目指す家庭に最適です。

※1)V2Hとは、電気自動車と太陽光発電が取り付けられた家の双方向で電力をやり取りできるようになる機器。

主な製品スペック
容量4.9kWh/7.4kWh/9.9kWh/14.9kWh
価格帯約120万~220万円
停電時動作
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴容量の組み合わせができる(増設も可能)
おすすめポイントライフスタイルにあわせて設計できる

※参考:ニチコントライブリッド蓄電システム®スペシャルサイト

3位:カナディアンソーラー「EP Cube」|容量の拡張であらゆるニーズに対応

カナディアンソーラー「EP Cube」の引用画像
※引用:カナディアンソーラー公式サイト

カナディアンソーラーのEP Cubeは、コンパクトなモジュール設計で容量を柔軟に拡張できる蓄電システムです。

高効率なハイブリッドインバーターを搭載し、発電と蓄電を効率的に管理できます。スリムデザインのため設置の自由度が高く、狭いスペースに導入したい家庭に適しています。

主な製品スペック
容量6.6kWh/9.9kWh/13.3kWh
価格帯
停電時動作
蓄電池寿命15年
設置場所屋外
特徴柔軟に容量拡張できるシステム設計
おすすめポイントコンパクト・スリム設計で設置何度が低い
※参考:カナディアンソーラーEP Cube – ハイブリッド蓄電システム

4位:シャープ「クラウド蓄電池システム JH-WB2021」|管理がしやすい高性能のAI制御システム

シャープ「クラウド蓄電池システム JH-WB2021」引用画像
※引用:シャープ公式サイト

シャープのクラウド蓄電池システムは、AIによる電力管理が強みです。天気予報や電力使用状況を分析し、最適な充放電を自動制御します。

太陽光発電との相性が良く、効率的なエネルギー活用を実現できます。また、停電時の自動切替機能も備え、災害対策としても有用です。

主な製品スペック
容量7.7kWh/15.4kWh
価格帯約130万~316万円
停電時動作自動
蓄電池寿命10~15年
設置場所屋内・屋外
特徴災害ごとに対応した自動充電サービス
おすすめポイント災害対策に強い・EVサポートシステムが高性能
※参考:シャープ住宅用太陽光・蓄電池・V2H(Vehicle to Home)システム

5位:京セラ「単機能型蓄電システム Enerezza(エネレッツァ)」|独自開発の高性能蓄電システム

京セラ「単機能型蓄電システム Enerezza(エネレッツァ)」引用画像
※引用:京セラ公式サイト

京セラのEnerezza(エネレッツァ)」は、京セラ独自の技術を活かした高耐久・高効率の蓄電システムです。

単機能型ながら、AI制御による最適な電力管理を実現します。また、長寿命設計であるのも特徴で、コストパフォーマンスに優れているモデルです。

主な製品スペック
容量5.5kWh/11.0kWh/16.5kWh
価格帯約165万~360万円
停電時動作

蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴長寿命で安全性が高い電池を使用
おすすめポイント使いやすい管理UIやデザイン
※参考:京セラ単機能型蓄電システム Enerezza(エネレッツァ)

6位:Looop「SOLABOX」|ポイントを抑えた機能とスタイリッシュなデザインが魅力

Looop「SOLABOX」引用画像
※引用:株式会社 Looop (ループ)公式サイト

Looopの「SOLABOX」は、シンプルな設計と低価格で人気の蓄電池です。ハイブリッド型のため、太陽光発電とのサポートもスムーズで、VPP(Virtual Power Plant)(※1)にも対応しており、電力の売買にも活用可能です。初期費用を抑えつつ、効率的に蓄電したい家庭に向いています。

※1)VPPとは、蓄電池・太陽光発電をネットワークで統合し仮想発電所のように電力を制御するシステム。電力需給の調整や収益化(売電)が期待できる。

主な製品スペック
容量5.8kWh/11.5kWh
価格帯
停電時動作自動
蓄電池寿命
設置場所屋内・屋外
特徴太陽光発電とのサポートが強い
おすすめポイントアプリで簡単に運転モードを操作できる

※参考:株式会社 Looop (ループ)SOLABOX | 家庭用蓄電池

7位:DMM.make solar「ハイブリッド型 蓄電システム」|住宅の電力管理を完全自動化

DMM.make solar「ハイブリッド型 蓄電システム」引用画像
※引用:DMM.make smart公式サイト

DMM.make solarのハイブリッド型 蓄電システム」の蓄電池は、ハイブリッド型で発電・蓄電・電力管理を一括で制御可能です。

コストパフォーマンスに優れている点と、HEMS(Home Energy Management System)(※1)対応でエネルギー管理が簡単におこなえる点からも、初めて蓄電池を導入する方に適しています。

※1)HEMSとは、家庭内の電力を可視化し、自動制御する管理システム。太陽光発電や蓄電池などと連系して効率化を図る。

主な製品スペック
容量5kWh/10kWh/15kWh
価格帯約150万~190万円
停電時動作
蓄電池寿命20年
設置場所屋内・屋外
特徴発電・蓄電・電力を一括制御できるシステム
おすすめポイントエネルギー管理能力に優れている
※参考:DMM.make smartハイブリッド型 蓄電システム

8位:住友電気工業「POWER DEPO® H」|独自技術による安全性・耐久性の高さが魅力

住友電気工業「POWER DEPO® H」引用画像
※引用:住友電工公式サイト

住友電気工業のPOWER DEPO® H」は、住友電工が開発したフロー電池技術を活用した長寿命の蓄電システムです。

高い安全性と耐久性が特徴で、充放電を繰り返しても劣化しにくくなっています。産業用技術を家庭向けに応用した革新的な蓄電池です。

主な製品スペック
容量12.8kWh
価格帯約140万~230万円
停電時動作
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴大容量・高出力の蓄電池
おすすめポイント停電時でも安心できる容量設計
※参考:住友電工パワーデポ POWER DEPO® H

9位:パナソニック「住宅用 蓄電システム」|長期的なエネルギー運用に適した高性能モデル

パナソニック「住宅用 蓄電システム」引用画像
※引用:パナソニック公式サイト

パナソニックの住宅用 蓄電システムは、高効率の充放電と堅牢な設計が特徴です。

メーカー保証が充実しており、長期的に安心して使用できます。V2H(Vehicle to Home)対応モデルもあり、EVとの組み合わせで電力の自給自足を目指す家庭にもおすすめです。

主な製品スペック
容量3.5kWh/6.3kWh/6.7kWh/10.2kWh/12.6kWh/13.4kWh
価格帯約140万~170万円(6.7kWh~は要問い合わせ)
停電時動作
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴省スペースでありながら高出力
おすすめポイントニーズにあわせて柔軟に容量を選べる
※参考:パナソニック住宅用蓄電システム(個人のお客様向け)

10位:オムコン「マルチ蓄電プラットフォーム」|さまざまな活用方法に対応

オムコン「マルチ蓄電プラットフォーム」引用画像
※引用:オムコン公式サイト

オムコンのマルチ蓄電プラットフォーム」は、拡張性の高い蓄電システムで、用途に応じて柔軟に電力管理システムを構築できます。

企業向けにも採用される高性能モデルで、将来的にシステムを拡張したい家庭におすすめです。

主な製品スペック
容量6.3kWh/6.5kWh/9.8kWh/12.7kWh/16.4kWh
価格帯
停電時動作自動
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴拡張がしやすく柔軟に組み合わせられる設計
おすすめポイント状況にあわせてカスタマイズできる
※参考:オムコンマルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ

価格で比較!コスパが良い家庭用蓄電池は?

価格で比較したコスパが最強の家庭用蓄電池を紹介した見出しの画像

家庭用蓄電池を導入する際、価格と性能のバランスを考慮することが重要です。初期費用を抑えられるモデルから、高性能な最先端モデルまで、さまざまな選択肢があります。

ここでは、低価格モデル・中価格帯モデル・高価格帯モデルの特徴を比較し、長期的なコストパフォーマンスの観点から最適な蓄電池の選び方を解説します。

初期費用を抑えられる低価格モデル

低価格モデルは、初期費用を抑えながらも基本的な機能を備えているため、導入しやすいのが特徴です。

一方で容量が小さい商品がほとんどのため、電気の自給率が低く、停電時のバックアップとしての使用には制限が出てきます。

容量が小さめな点からも低価格モデルの場合は、単身世帯・少人数世帯、昼間に電力消費が少ない家庭に向いています。

おすすめの低価格モデル|ニチコン「トライブリッド蓄電システム(4.9kWh)」

ニチコンのトライブリッド蓄電システムは、太陽光発電・蓄電池・EVを統合管理できる高性能さを兼ね備えながらも、容量4.9kWhが約120万円~とコストパフォーマンスの高い製品です。もし今後、容量を増やしたくなった場合も増設することができます。

主な製品スペック
容量4.9kWh/7.4kWh/9.9kWh/14.9kWh
価格帯約120万円~220万円
停電時動作
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴容量の組み合わせができる(増設も可能)
おすすめポイントライフスタイルにあわせて設計できる
※参考:ニチコントライブリッド蓄電システム®スペシャルサイト

価格と性能のバランスが良い中価格帯モデル

中価格帯モデルは、容量・寿命・充放電効率のバランスが良く、多くの家庭で使いやすいタイプです。太陽光発電と組み合わせることで、電気代の削減効果を最大化できます。

一方で価格帯はやや上がるものの、高価格帯モデルと比べると機能がシンプルなものが多いという側面があります。中価格帯モデルは、3〜4人家族で電気代を削減しながら、停電時の備えもしたいと考える家庭におすすめです。

おすすめの中価格帯モデル|Looop「SOLABOX」

Looopの「SOLABOX」は、シンプルな設計の蓄電池でありつつも、蓄えた電力を自動的に効率化できるハイブリッド型です。太陽光発電と組み合わせることで自家消費率を高めます。

また、例えば最小の容量モデル5.8kWhの場合、停電時は連続13時間使用が可能です小規模~中規模の世帯でも安心できる容量設計といえるでしょう。

主な製品スペック
容量5.8kWh/11.5kWh
価格帯
停電時動作自動
蓄電池寿命
設置場所屋内・屋外
特徴太陽光発電とのサポートが強い
おすすめポイントアプリで簡単に運転モードを操作できる
※参考:株式会社 Looop (ループ)SOLABOX | 家庭用蓄電池

高価格帯の最先端・高性能モデル

高価格帯モデルは、AIやIoT機能を搭載し、エネルギーマネジメントが最適化された最先端モデルです。

ただし初期費用が高く、容量が特に大きい場合にはまとまった資金が必要になります。電気消費量の多い家庭や、長期間の停電に備えたい家庭におすすめです。

おすすめの高価格帯モデル|京セラ「単機能型蓄電システム Enerezza(エネレッツァ)」

京セラのEnerezza(エネレッツァ)」は、京セラ独自の技術を活かした高耐久・高効率の蓄電システムです。

「売電したい」「充電したい」など顧客のニーズごとに選択できるモードを、それぞれAI制御によって自動制御で最適化してくれます。

また、最大容量は16.5kWhと、電気消費が特に多いご家庭でも安心の容量設定です。

主な製品スペック
容量5.5kWh/11.0kWh/16.5kWh
価格帯約165万円~360万円
停電時動作
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴長寿命で安全性が高い電池を使用
おすすめポイント使いやすい管理UIやデザイン
※参考:京セラ単機能型蓄電システム Enerezza(エネレッツァ

長期的に見たコストパフォーマンスの重要性

蓄電池を選ぶ際は、費用ばかりではなく長期的なコストパフォーマンスを考慮することも重要です。初期費用が高くても長寿命で自家消費を高められるモデルを選べば、トータルのコストを低く抑えられることもあります。

蓄電池を選ぶ際は、長期間な視点で本当にお得なのかを検証してみてください。

容量で比較!家庭に最適な蓄電池の選び方

容量で比較!家庭に最適な家庭用蓄電池の選び方を解説した見出しの画像

蓄電池を選ぶ際は家庭ごとに適切な容量を選ぶことで、無駄なコストを抑えつつ効率的に電力を活用できます。

ここでは、小容量・中容量・大容量の蓄電池の目安と特徴を比較し、家庭に最適な選び方を解説します。

小容量の蓄電池【4kWh以下】単身・少人数世帯向け

小容量の蓄電池は、初期費用が安く設置スペースも小さいため、導入が容易であるのが特徴です。一方で容量が少ないため、長時間の停電など災害対策としては力不足になる可能性があります。

そのため、小容量の蓄電池は単身か少人数世帯、電気使用量が少ない家庭で最低限のバックアップ電源を確保したい場合に適しています。例えば、日中にあまり電気を使わず、夜間の電力を少しだけ補いたい場合などに向いているでしょう。

小容量の蓄電池の要件
容量2kWh〜4kWh
価格帯約90万円~120万円

【小容量の蓄電池でおすすめ】パナソニック「住宅用 蓄電システム 3.5kWh」

パナソニックの蓄電池は小容量の3.5kWhから展開があります。

3.5kWhは屋内設置タイプのみですが、省スペース設計のため置き場所に困りません。また、小さな機器でも性能の高さは容量問わず同じであるため、夜間の電力供給などで家計の支えとなります。

主な製品スペック
容量

3.5kWh/6.3kWh/6.7kWh/10.2kWh/12.6kWh/13.4kWh

価格帯約140万円~170万円(6.7kWhは要問い合わせ)
停電時動作
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴省スペースでありながら高出力
おすすめポイントニーズにあわせて柔軟に容量を選べる
※参考:パナソニック住宅用蓄電システム(個人のお客様向け)

中容量の蓄電池【5kWh〜10kWh】一般家庭向け

中容量の蓄電池は、一般的な家庭での電力消費に対応し、夜間の電力補充や停電時のバックアップとして活用できる容量です。

特に太陽光発電と組み合わせることで自家消費率が向上し、電気代の節約効果を大きく実感できます。ただし容量が大きいので、初期費用は高めになるでしょう。

容量の規模としては、3〜4人家族や日常的に電力を多く使う家庭に向いています。例えば、太陽光発電と併用し、昼間の余剰電力を夜間に活用したい場合などにおすすめです。

容量の蓄電池の要件
容量5kWh〜10kWh
価格帯約90万円〜180万

オムコン「マルチ蓄電プラットフォーム 6.3kWh・6.5kWh・9.8kWh」

オムコンのマルチ蓄電プラットフォーム」は、容量などの組み合わせの自由度が高いため、ご家庭ごとの電力活用のニーズにあわせやすいモデルです。

容量展開も6.3kWh~9.8kWhと、3〜4人のご家庭の夜間の電力の蓄え、または非常用電力としても向いています。

主な製品スペック
容量6.3kWh/6.5kWh/9.8kWh/12.7kWh/16.4kWh
価格帯
停電時動作自動
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴拡張がしやすく柔軟に組み合わせられる設計
おすすめポイント状況にあわせてカスタマイズできる
※参考:オムコンマルチ蓄電プラットフォーム KPBP-Aシリーズ

大容量の蓄電池【10kWh以上】電気使用量の多い家庭向け

10kWh以上の大容量の蓄電池は、家族が多い家庭や、エアコン・電気自動車などで電力消費が多い家庭に最適です。

長時間の停電時でも電力を確保できるため、非常時の備えとしても安心です。電力の自家消費率が高まることで、電気代の大幅な削減につながります。

ただ、容量が大きいため設置には十分なスペースが必要で、初期費用も高額になります。そのため、補助金制度を活用しながらコストを抑える工夫をすることが重要です。

容量の蓄電池の要件
容量10kWh以上
価格帯約185万円〜260万円

長州産業「スマートPVマルチ 16.4kWh」

長州産業のスマートPVマルチ」は、太陽光発電・蓄電池・EV充電を一括管理できるハイブリッド型システムです。

大容量の16.4kWhタイプを選べば、電力の自家消費、非常時の電力源、電気自動車の充電など、あらゆる活用方法で活躍します。

主な製品スペック
容量6.5kWh/9.8kWh/16.4kWh
価格帯約160万円~310万円
停電時動作自動/手動(システムにより異なる)
蓄電池寿命15年
設置場所屋内・屋外
特徴コンパクトなデザイン
おすすめポイント狭小地でも設置できるサイズ設計
※参考:長州産業株式会社太陽光発電・蓄電システム

太陽光発電との相性と最適な容量の選び方

太陽光発電と蓄電池を併用する場合、発電量と消費電力のバランスを考慮して容量を選ぶことが重要です。なお、太陽光発電に対する蓄電池の目安は次のとおりです。

太陽光発電量(w)蓄電容量(kWh)容量の目安
3kW〜5kW5kWh〜7kWh一般家庭向け
6kW〜10kW8kWh〜12kWh電力自給率を高めたい家庭向け
10kW~10kWh~EVサポートや完全自家消費を目指す家庭向け

また、HEMS(Home Energy Management System)を活用すると、太陽光発電と蓄電池のエネルギー管理を最適化でき、より効果的な運用が可能です。

それぞれの家庭のライフスタイルや電力消費パターンに合った蓄電池を選び、快適な省エネ生活を実現しましょう。

蓄電池の導入費用が抑えられる!活用できる補助金最新情報

蓄電池をお得に導入できる!2025年最新の蓄電池補助金情報を解説した見出しの画像

蓄電池の導入には初期費用がかかりますが、国や自治体の補助金を活用することで導入コストを大幅に抑えることが可能です。

2025年も引き続き、蓄電池の導入を支援する制度、ZEH向けの補助金などが展開されることが予想されます。ここでは最新の補助金情報や適用条件について解説します。

2025年最新の国の補助金情報

2025年も引き続き、国が主導する蓄電池導入の補助金制度が実施される予定です。

現在はまだ発表はありませんが、再生可能エネルギーの普及を促進するため、以下のような制度が拡充されることが予想されます。(2025年2月調べ)

2024年までの補助金例補助金額
子育てエコホーム支援事業約64,000円/戸
DR補助金1kWhにつき約3.7万円(上限額60万円)

なお、補助金の対象となるには、蓄電池の製品などに条件があるため、蓄電池の購入を決める前にご確認ください。

※参考:エコ住宅設備の設置【リフォーム】|子育てエコホーム支援事業【公式】

※参考:令和5年度補正 家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業

自治体ごとの補助金制度と適用条件

国の補助金とは別に、各自治体でも蓄電池の導入を支援する補助金制度を実施しています。自治体によって支援内容が異なるため、自分が住んでいる地域の補助金を確認しましょう。

なお、2025年2月現在、各自治体の補助金情報の発表はありません。

しかし、国の方針で本年も断熱・太陽光住宅普及拡大が進められているため、引き続き補助金の発表があることが予測されます。

自治体ごとの補助金は年度ごとに変更される可能性が高いため、年度切り替えの前後に自治体の公式サイトで確認しましょう。

なお、2024年までの各自治体の補助金は、次のようなものがありました。

【東京都】災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業(2024年)
蓄電容量6.34kWh未1kWhあたり約19万円(上限95万円)
蓄電容量6.34kWh以上1kWhあたり約15万円(100kWh未満)
補助率設置費用の3/4が上限
【大阪市】大阪市住宅省エネ改修促進事業(2024年)
省エネ基準レベルを満たす住宅補助対象工事費の2/5(上限:1戸当たり30万円)
ZEHレベルを満たす住宅補助対象工事費の4/5(上限:1戸当たり70万円)
【愛知県(名古屋市)】住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金(協調補助)
住宅などと一体的導入約1.5万円/kWh(上限:12万円)
ZEHと同時導入約1.5万円/kWh(上限:8kWh)
既設の太陽光発電設備に導入約1.5万円/kWh(上限:8kWh)
【福岡市】福岡市住宅用エネルギーシステム導入支援事業
エネルギーシステムの導入機器費の2分の1(上限40万円)

※参考:環境局災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業

※参考:大阪府【令和6年度】大阪府内市町村の省エネ・再エネに関する支援制度

※参考:愛知県 住宅用地球温暖化対策設備導入促進費補助金(市町村との協調補助)

※参考:福岡市 令和6年度福岡市住宅用エネルギーシステム導入支援事業

ZEH(Net Zero Energy House)向け支援策

ZEHとは、エネルギー消費量を実質ゼロにする住宅のことです。

政府はZEHの普及を推進しており、太陽光発電+蓄電池の導入に対する補助金制度を強化しています。

補助金額は、次のとおりです。

ZEH補助金

ZEH補助金

蓄電池を含むZEH住宅の導入

55万円/戸

ZEH+補助金

省エネ性能をさらに強化した住宅の導入

100万円/戸

追加設備等

蓄電池導入

最大約20万円

※参考:一般社団法人環境共創イニシアチブ|ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金

ZEH補助金を活用することで、蓄電池の導入費用を大幅に削減でき、電気代の節約効果も期待できます。

住宅を新しく建てるのと同時に太陽光発電や蓄電池の導入を予定している方は、補助金制度を利用できないか必ずご確認ください。

ジャパンライフアシストでは、補助金の申請代行とサポートをしているため、蓄電池の導入でお悩みの方はお気軽にお問合せください!

まとめ

価格、機能、保証を比較!補助金制度を活用してお得に家庭用蓄電池を導入しよう!まとめ画像

蓄電池は費用をかけたくないばかりに容量が小さ過ぎるものや、性能が十分でないモデルを選ぶと、せっかく導入しても思うような活用ができない可能性があります。

逆にご家庭の太陽光発電量より多い、または電気使用量より多い蓄電池の容量を選んでも、導入費用が高いばかりで能力を持て余してしまいます。

蓄電池選びは、自宅の電力状況や使用用途に合ったモデルを選ぶことが大切です。気になるモデルは、節電効果や電気代の削減なども考慮し、長期的な導入メリットを検証してみてください。また、導入時には初期費用を削減できる補助金も忘れず活用していきしましょう。

蓄電池の導入を検討している方は、ぜひジャパンライフアシストにご相談ください!まずは資料請求・お見積もりから!

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